2000.12.06
Echoes会長・誕生日
(OverSeasにて)

 
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      Echoesとは
私(鷲見和広)が1990年頃から演奏活動をしているライブハウス(大阪・堺筋本町駅近くの)OverSeasで、ピアニスト寺井尚之氏と共演を始めたのが起源である。

当時、全くベース演奏をする事が出来ない私を寺井尚之氏(以後・寺井さん)が拾ってくれた事から始る。
初めてOverSeasで演奏をさせてもらったのは、エキストラ(代役)でベースを弾きに行った事がキッカケでした。そんな僕に、寺井さんが声をかけてくれた。「ウチで演奏してみないか?」と。。。

寺井さんは“OverSeas”のハウスピアニストとしてほぼ毎晩“OverSeas”で演奏していたのだが、そんな話しから週に一度出演させてもらうチャンスを頂きました。

   当初はピアノトリオで演奏する事が多く、そのトリオでもCD録音を残しました 。
   (CDタイトル『anatommy』1993年11月3日録音)廃版

その後は自然とピアノ&ベースのデュオで演奏する事が多くなり、演奏を重ねるごとにデュオが定番となっていきました。


“OverSeas”はベースを弾き始めの僕にとって修行の場でもあります。

チャーリー・パーカーなどに代表されるビ・バップの曲や、
’50年代頃から頭角を現し始めた、多くの優れたジャズミュージシャンを生んだ街《デトロイト》出身プレーヤーの流れをくむ楽曲など、
そういったモダンジャズの歴史や手法などをこの“OverSeas”という現場で学んでいます。

デトロイトといえば、ミシガン州の主要都市であり、自動車産業が発達した為にモーターシティーとも呼ばれていました。
アメリカ東海岸のジャズ・ミュージシャン達はN.Y.に活動の拠点を置いた人が大勢いたと思いますが、
’50年代頃からN.Y.で活躍したジャズ・ミュージシャンの中には、ミシガン州出身の人がたくさんいたと思います。
ミシガン州デトロイト周辺のミュージシャンが多かった事と、自動車産業が盛んだった事には何か関係がありそうで興味が湧きます。

そのデトロイト出身のピアニスト、トミー・フラナガンの音楽を寺井さんは追及していて、僕もその影響を大きく受けました。

僕は、同じくデトロイト出身のベーシスト、ポール・チェンバースがファーストアイドルだったが、
“OverSeas”でトミー・フラナガンを知れば知るほど、そのパートナーのベーシスト、ジョージ・ムラーツを研究するようになりました。



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Echoesに話しが戻りますが、
いつの頃からか、このデュオ演奏にほぼ毎回、足を運んでくれる男性がいました。
児玉勝利氏である。
寡黙なオトコ。男優で言えば「高倉健さん」と表現したらいいのだろうか?

寺井さんと僕が演奏する日に必ず聴きに現れる児玉さんには、
“OverSeas”の特等席がリザーブされるようになり、いつの間にかそれがしきたりになり、
児玉さんが居ないデュオ演奏は有り得ないようになりました。
一年間に一度も休まずに、このデュオ演奏に通いつめて下さった年も多く、
児玉さんに足を向けて寝れない気持ちでいっぱいです。

“OverSeas”でしか聴く事のできない演奏(寺井&鷲見Duo)。

「遠方に住んでいる“OverSeas”まで聴きに来れない方々にも是非とも聴いて頂きたい・・・」、
児玉さんの切望で、ついにこのデュオがCD化される事になりました。


プロデューサーは、もちろんこの人しかいないでしょう!
児玉さんです。(CDを持っている人は確認してみてください)
ジャケット裏に、
Producer:Katsutoshi Kodamaと書いてあるのが確認できると思います。

レコーディングは2002年5月3・4日に“OverSeas”の店内で行われました。
現在の“OverSeas”は移転しましたが、録音当時は大通りに面したビルの一階にありました。
平日は交通量が多い為に、ゴールデンウィークを狙っての録音。

店のシャッターは締め切り、空調の音もマイクが拾うのでオフ。冷蔵庫も。
エアコンが切ってあるので、湿度はほとんど100%に近い状態。楽器(ベース)の指板は濡れています。
熱帯雨林の中で演奏をしてるような気分は、なかなか味わう事が出来ない体験だったと思います。

道路を走る
車がクラクションを鳴らしたら、録音はやり直し。

交差点の角だったので、信号が青になったら一斉に走り出すので、
一通りの車が行ってから録音スタート
曲の最後のエンディングの時に
自転車のブレーキ音が『キーッ』と鳴ったりしたら、また一からやり直しなど、大変でした。

     録音秘話。。。

CD・
EchoesのTrack No.8 Lullaby Of The Leaves「木の葉の子守唄」のVerse (ベースが独りで最初に弾いてる部分)
よ〜〜く、聴いてみてください。   トラックが「
ブーン」と走る音が微かに聴こえます(笑)
 
まぁ、こんな経緯があってのCDです。

アルバムタイトル
Echoesの由来はもう皆さん気付いてらっしゃると思いますが、

     エコー = 響き = こだま = 児玉
 
今までの文章を読み返してみると、児玉さんの事ばかり書いてしまってますが、児玉さん無くしてこのデュオは語れないのです。

現在、児玉さんは“エコーズ会長”という重要な任務に就かれています。(勝手に任命されましたが…)


これからも、この
Echoes Duoは進化し続けていきます。応援よろしくお願いします♪    鷲見和広
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